Logic proのレイテンシーが激しい場合
こんにちはmelo’n mIxです
今回はLogic proで、でMIDIキーボードに入力してから、音が鳴るまでに時間差がある場合、
つまりレイテンシーが高い状態になっている場合の対処法をご紹介したいと思います。
「I/O バッファサイズ」を小さくしてみる
まず試して貰いたいのは「I/O バッファサイズ」を最小まで小さくしてもらう事です。
「I/O バッファサイズ」とは、データのやり取りの仮置きをしておく所の大きさを選択する設定で、
この数値が大きければ大きいほど、データ量が大きい分、やり取りをする為の時間が長くなり、
高レイテンシーに繋がります。
設定は
「環境設定→オーディオ→デバイス」と辿り、下記の様な図面を出して上から四番目の項目になります。
「プロセス・バッファ・レンジ」を大きくする
2つ目の対策として「プロセス・バッファ・レンジ」を大きくする事です。
「I/O バッファサイズ」とほぼ同じ設定ですが、こちらは仮置きに置いたデータを取りに行く頻度の事を言います。
電車でいうと時刻表の頻度でしょうか。
設定は
「環境設定→オーディオ→デバイス」と辿り、下記の様な図面を出して上から八番目の項目になります。
最終手段、低レイテンシーモード
3つ目の対策として、低レイテンシーモードを使用する、という方法があります。
こちらは、エフェクトなどを、録音用に処理して出来るだけレイテンシーを下げるという画期的な機能です。
設定は、「環境設定→オーディオ→一般」と辿り、「プラグインのレイテンシ」の中にある「低レイテンシーモード」を洗濯します。
すぐ下の項目である「上限」は、問題がなければ最小の「0」msに設定しておきましょう。
ただし、この「低レイテンシーモード」には弱点があり、
この機能をONにしていると、
自分が選択しているトラックの音質が著しく変わってしまいます。
音質が変わっている際は、音量が小さく聴き取りづらくなったりして、録音しずらい場合もあるので、
録音時以外は、OFFにしておく事をお勧めします。
Logic proのコントロールバーにOn/Off切り替えのボタンを配置しておけば、楽に切り替えも出来ます。
ちなみに設定は、再生ボタンの左らへんのグレーになっている余白の部分で副クリック(右クリック)を押し、
「コントロールバーとディスプレイをカスタマイズ…」という項目をクリック。
そうすると、下記の様な画面が表示されるので、一番左の欄にある「低レイテンシーモード」にチェックを入れます。
そうすると、コントロールバーに下記の様なボタンが追加される様になり、瞬時にOn/Offが行える様になります。