作曲と理論のお話
2020/05/15
「作曲をしたいけど、理論が必要らしい、でもちょっと調べてみたら大分訳わかんない。もしかして自分には作曲なんて無理なんじゃ。。。」
こんにちはmelo’n mIxです。
冒頭は、昔自分が呟いたセリフです。
切っても切れない作曲と理論の関係性。
今回はそんな関係性に、自分なりの答えをお話ししたいと思います。
音楽理論大戦争
音楽の歴史において、古来より続く終わる事の無い戦争があります。
それは
音楽理論要不要論争です。
要は、
理論を理解していなければ正しい音楽が作れない、と言う人達と
理論が無くても聴いていて気持ち良い曲が作れれば問題ない、と言う人達の戦いです。
どちらの言い分も一理あるのですが、あえて自分が戦争に参加するとすれば、
音楽理論は不要派
になります。
もちろん「不要」という言葉には語弊があります。
理論が無ければほぼ作曲する事が出来ないクラシックなどもありますし、その他の分野においてもあるに越したことはありません。
でも、理論がなければ作曲が行えないか、と聞かれると自分はこう答えます。
めっちゃ出来ます!
と。
理論は先人達のレポート集
元々理論とは、「音楽が気持ちいいのは何故気持ちいいのか」のかを説いた「学問」が始まりです。
つまり理論は先人たちのが積み上げたレポート集であります。
しかし、もし音楽を料理で考えるとどうでしょう?
家庭科で100点を取らなくても料理は出来ますよね。
仮にロックを、自分の大好きな肉うどんに例えてみましょう。
ギターは「麺」
ベースは「汁」
ドラムは「おわん」
そしてボーカルは「肉」
という感じでしょうか。
ボーカルがいちばん美味しいポジションですね(なんちゃって…)
さて、理論はというと、
いわば「正しい肉うどんの作り方」という料理本です。
うどんを作ら無いと理解できないけど、
何故か作った事のない人たちにもベストセラーな、困った本です。
最低限の理論
ここまで理論不要の切り込み隊長かの様に話をしましたが、
実は作曲したいならどうしても「ほんの少しだけ」理論が必要になります。
理論不要派の皆さん、裏切りだと思わないで下さい(汗
さて、最低でも知っておいてほしいものは
- 音楽には三大要素がある事(メロディ、リズム、ハーモニー)
- キーとスケールに従って、曲の中で共演しちゃいけない、共演して良くても同時に鳴らしちゃいけない音がある事
の2つです。
逆に言えば、この2つさえ知っていれば、
分厚くて読みづらい「正しいうどんの作り方」を全部読まなくても、
「割とうまい肉うどん」を作る事は可能です。
卵が先か鶏が先か
自分も昔は毎日、音楽理論の本を読んでました。
で、毎日居眠りしてました、笑
だって、面白く無いんですよね。
理論だけ先に読んでも。
音楽があるから、理論がある。
逆に音楽がなければ音楽理論は必要ないんです。
だから音楽を作ってる時に、
「もっと良くしたいな」
と思った時に理論を勉強法すれば良いんだと、自分は思います。