melo’n mIx流作曲法#4 作曲の設計図を書こう!
作曲をする前に作りたい曲のイメージはあったんだけど、
作っているうちに、思ったのと全然違う感じになっちゃった。。。
という経験はありませんか?
多分それは、作曲する前に、自分がどんな曲を作りたいのか、を
自分が理解しきっていなかった為に起こります。
例えば家を建てる前に、間取りも決めずに建てだしたら、
玄関をくぐるといきなり風呂があって、その奥にリビングがあって、その奥にトイレ、トイレをくぐるとキッチン、、、、
みたいな、めちゃくちゃな家が出来てしまうでしょう。
作曲の前にはどんなものを作るつもりなのか、を見てわかる様に書き出しておく、
いわば設計図を作っておくと、そういった作曲迷子にならずにすみます。
設計図に必要な事は4つ
①どんな曲を作るのかを言い切る
まずはどんな曲にしたいか、それをビシッと言い切ってください。
もし誰かに聴いて貰った時に
「どんな曲だと言われたいか」
という点で考えれば良いのですが、ここでのポイント出来るだけ短くする事です。
例えば、
4つ打ちドラムでベースが主役、全体的に暗めだけどカッコいい曲
といった風に、1行ぐらいで表せるとベストです!
②リファレンス曲を決める
最初に決めた「どんな曲か」に一番の近いお手本になる曲、
いわばリファレンス曲を決めます。
これを決めておけば、
イチローに憧れているのに、何故かキャッチャーをやってる
ヘンテコな事ににならずに済みます。
③キー
キーを決めておくと、使用できる音階が限定出来るので、不協和音地獄にならずに済みます。
作りたい曲の雰囲気、特に明るさに合わせて選ぶと良いです。
リファレンス曲に合わせるのも一つの手です。
④MVのストーリー
※自分はここに一番時間を掛けます!
もしも自分が作る曲がMV(ミュージックビデオ)になったら、を想像します。
MVってその曲の世界観を表す一つの手段なんですよね、
なので、その曲がBGMとして流れている場面を想像する事で、イメージ通りの作曲がしやすくなり、
作曲に詰まった時のヒントになります。
例えば夏に聴きたい明るい曲を作りたい場合
イントロ:まだ空が薄暗い早朝に愛車で出発、彼女の家に到着。
Aメロ:海ぎわを走る車に、自分と彼女が2人きり。楽しいドライブ。
Bメロ:「あれ見て」と彼女が声を出す。目的地であるテーマパークが見えてきた!
サビ:テーマパークに到着。ゆかいなキャラクターにハイタッチをしながらスキップ。ジェットコースターに乗り終わり、彼女と笑い合う。太陽も笑っている様に見えた。
といった感じでしょうか。
まとめ
音楽は目に見えない以上、どんなものを作っているのかを見失いがちです。
なので、自分がどんなものを作りたいのか、
それを最初に出来るだけ文章として書き出しておく事で、自分の中での作りたいものが明確になり、
見返す事で、曲のイメージをぶれにくくする事が出来ます。
作曲をしている途中で迷子になってしまいやすい方は、
作曲の前には設計図を書いてみてはどうでしょうか(^o^/