音のターミナルステーション♪ 作曲からポスプロまで!音に関する情報を広くお伝えします!

40000越えのサウンドが使い放題?EastWestのサブスクについてまとめてみた

2020/07/12
 
この記事を書いている人 - WRITER -
こんにちはmelo’n mIxです。
音楽、楽しんでますか?️️٩( ‘ω’ )و

さて今回は、自分が愛用するサブスクリプション、EastWest ComposerCloudをご紹介します。

Composer Cloud

Composer Cloudは、ハリオケ(Hollywood Orchestra)シリーズなどのエピックサウンド音源でお馴染みのEastWest社(以降EW)による、サブスクリプション(定期購読制)サービスです。

EastWest製品の多くを、1ヶ月もしくは年間契約により期間内無制限に使用する事が出来るサービスです。

これは本当にすごいですよ!!

ハリウッドサウンドが再現できるオーケストラ音源はもちろん、クラシックやオペラに対応したクワイア・コーラス音源、中東やラテン系を含む民族音源、7弦ギターや5弦ベースを含むロック用音源、有名メーカーをサンプリングしたピアノ音源、IRリバーブなどなど…
EWがリリースしている幅広いジャンルの製品を無制限に使用する事が出来るので少ない初期投資で非常に多くの音源を手に入れる事が出来ます。

また、特徴の一つとして、新製品も発売された時点でサブスクの対象となりますので最速人柱にも気軽になれます。

プランについて

大きく分けて3つ。

上位版のComposerCloud Plus以降CC Plus)と中位版のComposerCloud X(以降CC X)、下位版のComposerCloud(以降CC)です。

この3つの違いは主にマイクポジションの違いと使用出来る音源に違いがあります。
通常のEW製品でいう所、CC PlusがDiamond/Platinum相当(マイク複数)、CC XがGold X相当(マイク2つ)、CCがGold相当(マイク1つ)となります。

支払い方法とプランは下記の通り

ComposerCloud Plus

  1. 年間契約(一括払い):39.99USD(=年間479.88USD)
  2. 年間契約(月額払い):479.00USD

ComposerCloud X

  1. 年間契約(一括払い):19.99USD(=年間239.88USD)
  2. 年間契約(月額払い):199.99USD

ComposerCloud

  1. 月間契約:29.99USD
となっています。

この中でCC Plusは42000以上、CC XとCCは40000以上のサウンドが収録されています。

CC Plus、CC Xは年間契約し、それを一括で払うか毎月分割で払うかの選択になります。下位版のCCには年間契約は無く、月間契約のみです。CCは年単位で見ると上位のCC Xよりも高くなってしまうので、下位版CCはお試し利用に留める事を強くお勧めします

また、CCシリーズは定期的にセールを行っていて、そのタイミングで契約すると大幅に安い状態で契約する事が出来ます。

使用可能なプラグイン一覧(CC X, CC)

使用可能なプラグイン一覧(CC Plus)

おすすめプラグイン

ここからは個人的偏見と独断でおすすめのプラグインをピックアップしていきます。

Hollywood Orchestra & Solo Bundle

言わずと知れたハリウッドサウンドの代名詞とも言えるオーケストラ音源。

有名な音源なので特に語る事もないですが、一応、
特別音作りなどしなくても想像したハリウッドサウンドが出せる音源のバンドルです。バンドル内容は、
  • Hollywood Strings(弦楽器)
  • Hollywood Brass(金管楽器)
  • Hollywood Woodwinds(木管楽器)
  • Hollywood Orchestral Percussion(打楽器)
です。
またCCシリーズではSolo系の音源も使用でき、
  • Hollywood Violin
  • Hollywood Cello
  • Hollywood Harp
の合計7製品が使用できます。

現在では大幅に値段が下り、下位モデルのGoldであれば3万円前後で購入できますが、それでもCC年額払いの方が1万近く安いです。

HOLLYWOOD POP BRASS

2トランペット、トロンボーン、サックスから成る4つのブラスのアンサンブル音源です。

サックスはバリトン、テナー、アルトに切り替えての使用が可能です。

ポップスのブラスアンサンブルはもちろん、ジャズやR&B、ファンクなどにも使用出来るユニークな音源です。

QL RA

民族系楽器の総合音源です。

地域としてはアフリカ、ヨーロッパ、インド、アメリカ、オーストラリア、東アジア、中東、トルコなどが含まれています。

これひとつで世界中の民族楽器が事足りるのであると便利な音源です。
この他CCでは、ジプシー・フラメンコ系のQL Gypsy、中東〜アジア系のQL Silkなども利用出来ます。

Stormdrum 3

シネマティックパーカッション音源の3作目です。
いわゆる劇伴音楽などに向いた打楽器音源。

CCでは前作のSD2も利用出来ます。

QL Pianos

グランドピアノ音源。

音色は下記の4台のピアノから選ぶ事が出来ます。
  • Bechstein 280
  • B-sendorfer 290
  • Steinway D
  • YamahaC7
一つひとつの音色のデータ容量が大きいのと、それぞれ別途インストールする必要がある事に注意です。(例としてSteinwayは約13GB)

EastWest Hollywood Choirs

映画的なクワイアが収録された音源。
QLSCの続編的なポジションです。

この他CCでは
  • Voices of the Empire(エスニッククワイア)
  • VOICES OF OPERA(オペラ)
  • Voices of Soul(ソウル)
  • HOLLYWOOD BACKUP SINGERS(バックアップシンガー。ボカロ的に使用可能)
  • QLSC(総合クワイア音源)
なども利用可能です。

クワイア音源はEWのもう一つの顔ですが、それらが一同に使用出来るのは素晴らしいですね!

Spaces II

IR方式(インパルス・レコーディング)による、いわゆるエミュレートされたタイプのリバーブです。
  • 教会
  • コンサートホール
  • オペラハウス
  • スタジオ
  • プレート
などの定番はもちろん
  • 倉庫
  • 洞窟
  • ドラム缶
など353種類のリバーブが選択可能なユニークなエフェクターです。

(汎用性がめちゃくちゃ高いので、実は一番使用率が高かったり、笑)

Aparillo(Suger Bytes)

16ボイスのFMシンセです。

FMシンセですが、プリセットは劇伴よりのものやFXが多く用意。

UIが直感的で分かりやすく、Orbiterと呼ばれるユニークなXYパッドが付属しており、かなりクリエイティブなサウンドが作れます。

まとめ

月額2000円前後から始められるサブスクとしては破格のお得感だと思います。

手軽にハリウッドサウンドが欲しい人はオススメ。

オーケストラ、クワイア、民族楽器、ロック、ユニーク音源、総合音源など、含め幅広いジャンルの音源が揃っているので、Komplete導入を迷っている人にもオススメ。

EWの製品にひとつでも興味がある人もオススメ。

容量・負荷の懸念から製品版を購入するのに躊躇している人が試すのにもオススメ。


色々な人にオススメできる最高の音源系サブスクです!


公式サイトはこちらから
この記事を書いている人 - WRITER -

Comment

  1. EASTWESTにお金を払いました より:

    この会社の製品の良い点は、値段もありますが、可視性と操作性の高さでしょうね。動作も軽いし。
    客寄せのためにときどき無料版を出す会社の多くは、何も開いていないのにメモリ食うし、画面は目が痛くなるし。
    音がいくら良くても、視覚設計がされていないと使えないからです。

    むかしの人は、鍵盤や楽譜を白黒ではっきり作りました。
    でも、今は素人が色や文字をたくさん入れて汚しています。開発者も利用者も。

    不快さのないブログ記事の文体が良かったです。ありがとうございます。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© otono station , 2020 All Rights Reserved.