操作が速くなる!?Ableton Liveの使えるテクニック37選!!
2020/07/12
音楽楽しんでますか?️( ‘ω’ )♪
今回は自分がDAWソフトとしてプライマリーに使用しているableton Liveのお役立ち小技を37個、一気に紹介しちゃいます。
書いている内に数が多くなってしまったのでジャンル別に分けました、笑
複数設定方法がある場合、画面内をクリックして完結する方法を優先してご紹介しています。次点でショートカットです。
長いのでストップって言うまでスクロールして結構です。
それではどうぞ!
ノート編集編
1.ノートの長さをワンボタンで2倍or半分にする
クリップビュー内、Notesタブの「:2」「 *2」というボタンにて。 指定範囲のノートの長さをワンボタンで半分、または2倍に変更する事が出来ます。複数指定する事も出来、その場合はノート間の空白も含めて編集されるので注意です。2.ノートの並びを反転させる
クリップビュー内、Notesタブの「Rev」「Inv」というボタンにて。 Revは時間軸(横軸)反転、Invは音位軸(縦軸)反転です。注意して欲しいのはInv。インターバルで反転するので、メロディー に使用したり、コードを跨いだりするとスケール外に配置されるなどの事故が起こります。
トランスポート編
3.全トラックのソロを解除
ソロボタンをmac=commond、win=ctrlを押しながらクリックする。排他ソロをオンにしている場合は、あまり関係ないかもしれません。
4.トラックの擬似モノラル化
Utilityプラグインをインサートし、Monoボタンをクリックする。 Utilityプラグインは他にも位相逆転、広がり、ゲインやパンなど、トランスポート機能を拡張するような非常に便利なプラグインです。ボリュームオートメーションを書く事に抵抗がある人はこのプラグインのGainに対してオートメーションを描く事で同様の処理が行えます。
5.トラックディレイ機能で擬似ステレオ
1.ステレオ化したいトラックを複製し、片方をL,もう片方をRにパンを振り切る2.セッションビュー ・アレンジメントビュー右下のDをクリックして、トラックディレイを表示する。 3.ミキサーセクションの隣に0.00msと書かれたセクションが表示されるので、任意の数値に変更する。 数ms~数十msに設定する事で擬似ステレオ化が出来ます。
この機能、マイナス方向にも設定できる(そのトラックだけ早く再生する)ので音源の立ち上がりの調整などにも使用できます。
6.拍子機能を使って4/4以外にする
スクラブエリア(アレンジメントビューの上部、拍子が書いてある部分の真下)を右クリックし、拍子記号変更を挿入をクリックする。 2/4拍子や6/8拍子、5/4拍子などの楽曲はここで設定できます。レコーディング編
7.既存クリップに録音した際に合体させる
MIDIアレンジメントオーバーダブをO Nにする。ウィンドウの最上部の+の様なボタンをクリックしてONに出来ます。 オーバーダビングが可能になります。
8.録音ボタンを押さずに録音
ウィンドウ最上部の□が欠けた様なボタンを押す。 機能名はMIDIキャプチャ。ショートカット の場合はmac=Commond,Shift,C Win=ctrl,Shift,Cです。こちらはLive10で実装された機能になります。
9.クリック音を録音時のみ鳴らす
メトロノームのタブを開き、録音中のみ有効をクリックする表示編
10.グリッドを無効化
ショートカット 、mac=Commond,4、win=ctrl,4を押す。11.グリッド吸着を一時無効化
(クリップなどを)mac=commond, win=altを押しながらドラッグする。12. 3連符表示
ショートカット 、mac=Commond,3、win=ctrl,3を押す。 グリッドが一時的に3連符になります。もちろん吸着するので、一部のフレーズのみ3連にしたい、などに便利。もう一度ショートカット を押すと戻ります。
注意点としてはアレンジメントビューとクリップビューではこの機能は連動しません。
13.ショートカット で拡大縮小
時間軸(横軸)はキーボードの+(プラス)を押すと拡大、−(マイナス)を押すと縮小、トラック軸(縦軸)はmac=option, win=altと+(プラス)を押すと拡大、−(マイナス)を押すと縮小。ちなみにHを押すとで全トラック表示、Wを押すと全時間軸を表示される。
14.選択した範囲だけをズーム(とズームアウト)
キーボードのZを押すと、選択した範囲がズームされる。 元の表示に戻す場合はキーボードのXを押す。15.グリッドサイズを変更する
mac=Commond, Win=ctrlを押しながら、キーボードの1を押すとグリッド幅が細かく、2を押すと広くなる。ちなみに1/16384〜512/1の範囲内で設定できるので、自由度は高い。
16.クリップカラーをトラックカラーに合わせる
トラックを右クリックして、トラック色をクリップに割り当てるを選択する。 クリップをコピーした時など、クリップとトラックの色が合ってない場合に有効。17.セッションビュー で音量表示を出す
ミキサー部分をドラッグして伸ばす。 個人的にはピークメーターより、レベルメーターの方が優先度が高い気がするので謎仕様です。。。クリップ・アレンジメント編
18.ループ範囲の指定
mac=Commond,L Win=ctrl,L アレンジメントビューはもちろん、クリップビューでのクリップのループ範囲指定にも使用できます。19.クリップを分割・結合
mac=Commond,E Win=ctrl,Eループしているクリップや、オーディオクリップにも使用できるので非常に便利です。
20.変更した値をデフォルト値に戻す
数値をダブルクリックする事でデフォルト値に戻せます。ボリューム、パン、その他Live内のプラグインのパラメータなど、殆どの数字に対して機能します。
21.同一展開を挿入
1.ループ範囲として指定します。2.ループバーを選択し、タイムを複製を選択 ショートカットは
mac=Commond, shift, D Win=ctrl, shift, D です。
このループで指定された範囲の事を「タイム」と呼び、複製や削除など様々な編集が行えます。
22.オートメーションをクリップに追従させるandさせない
トラック一覧の上にある鍵マークをクリックし、赤く点灯させる。 こうする事でオートメーションにロックをかけ、クリップのコピペがオートメーションを追従させずに行えます。 Liveの画面上表記ではエンベローブと書かれていますが、オートメーションの事です。23.トラックレコーディングでバウンスガチャ回避
一部の時間軸を扱うプラグイン(テープ系、アルペジエイター など)はバウンスした際に意図したタイミングと違う動作をする事があります。Liveに限った話ではないですが、内部レコーディングで防止する事が出来ます。
下記画像と同じ設定のオーディオトラックを制作し、指定範囲をRECする事でリアルタイムバウンスが行えます。
注意点としてはループがオフになっていると、その間でループしてしまうので永久に録音が終わらないので気をつけてください。 やっていることとしては、
オーディオトラックのinputをマスターに設定し、outputをセンドオンリーにする事でハウリングを防止しています。
24.特定の高さのノートだけを選択
クリップビューにて、ピアノロールをクリックするとその鍵盤のノートだけが選択されます。 使い方は色々あると思います。25.ノートのレガート機能
クリップビューにてLegatoをクリックする。 すると と言う風に、自動的にノートの長さを調整してくれます。次のノートに掛かっている部分をトリミングする、という使い方もできます。 MIDI打ち込みのトリートメントに最適な機能です。
26.トラッククリップを即無効化
トラックやクリップ、プラグインを選択した状態でキーボードの0(ゼロ)を押す。すぐに対応出来るので非常に便利です。
ウィンドウ表示
27.プラグインを排他的に表示する
環境設定にて、プラグインウィンドウを自動的に隠すをオンにする。 これにより、今触っているトラックのプラグインのみが表示され、設定による事故を防げます。逆に別トラックのプラグインを同時に表示したい時はオフにすると良いです。ついでにマルチプラグインウィンドウはオフにすると、同一トラック内でも1つしかプラグインが表示されなくなります。
プラグインを自動的に開くは、名称的には対になっていますが機能は対になってません。こちらはプラグインをインサート した際に自動的に開く、と言う機能です。
28.トラックリネームにて次のトラックへ素早く移動
トラックネームを編集中にキーボードのTABを押すと下のトラックに、shift,TABを押すと上のトラック名の編集に移れます。複数トラックの名称を変えたい時に便利!
29.ループ始まり、終わりをマウスで指定
スクラブエリアにて、mac=Commond Win=ctrlを押すとループの初めが、mac=Commond, shift Win=ctrl, shiftを押すとループの終わりが指定出来ます。
30. 1つのクリップで頭のフィルだけをループさせない
クリップビューで、ループマーカーよりも手前にスタートマーカーを押す事で実現できます。画像参照。映像編
31.複数動画の読み込みによる擬似編集
ableton Liveは.mp4などの動画を読み込む事ができますが、扱いとしてはオーディートラックになり、複数読み込む事ができます。これを活用すると非常に簡易的ではありますが動画編集が行えます。
活用場面がかなり限定的ではありますが、、、
32.タイムコード表示化
オプション→時間軸の表示形式で任意のタイムコードに設定できます。 時間軸ルーラがタイムコード表示にできます。対応フレームは24、25、30、29.97d、29.97fpsの5つです。
但しLiveはそもそもタイムディスプレイが無く、ルーラ上の表記が変わるだけです。特別ポスプロに向いているDAWでもないのでこの機能が活きる場面は動画の擬似編集以上にレアケースでしょう。
ちなみに、タイムディスプレイが表示出来るプラグインをスズさんという方が公開して下さっていますので、気になる方はお早めにDLしてみると良いです。
その他全般編
33.検索にて全ての検索
ブラウザビューにて行える検索、この機能を使用している時のみカテゴリに全ての結果というものが追加されます。 文字通り、Liveのブラウザが認識している範囲内全てから検索が行えますので、カテゴリがわからない時に便利です。34.トラックデフォルト機能によるスタートダッシュ
トラックを右クリックしデフォルトMIDIトラックとして保存を選択。 自分の場合、大体のトラックにEQ、コンプを挿しますので、MIDIトラックを作成した際それらが最初からインサートされる様な状態にしています。35.プラグインをショートカットフォルダ分け
プラグインを選択した状態でキーボードの1~7を押す。 こちらもLive10で実装された機能ですね。プラグイン
個人的にはMIDIキャプチャと並んでアツい追加機能です。
36.自動でクリップにフェードを挿入する
環境設定のRecord Warp Launchタブにて、Warp/Fades内のクリップ端にフェードを作成をオンにする。 オーディオクリップを多用する方は、オンにする事で余計なノイズが出る可能性を下げられます。また作成されたフェードは調整も出来ます。
37.範囲選択を解除する
トラックディスプレイなどで範囲選択をしている際に、キーボードのescを押す。これにより、範囲選択にクリップが追従してしまうのを防ぎます。
マウスよりもキーボードを多用する人には必須な技です。
まとめ
いかがでしたか?一つ一つの効果は小さいものですが、こういった小技を沢山知っておく事で時短&クオリティアップが望めます。
一つでも役に立ちそうな小技が覚えて頂けたら嬉しいです️♪( ´▽`)